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みんなの体験談

「自分と同じようなセクシュアリティの人は、
どんなふうに思っているんだろう?」色々な人の体験談の中に、
「自分はどうなのかな?」と考えるヒントがあるかもしれません。

※ここに掲載している体験談は、HPに掲載するために募集したものです。

ゆういち / 男性の同性愛者

私の場合は、インターネットで出会う人たちは、どうしても外見的な魅力を持つ人にしか興味が湧きませんでした。外見の画像と簡単なプロフィールしか掲載されていないのですから、当たり前なのかもしれません。一方で、私はお酒を飲みませんが、ゲイバーでは、性的関係のない友人や知り合いができました。今はインターネット、SNSが発達していますし、ゲイバー以外のコミュニティにも簡単にアクセスできると思います。自分の感性にあう友人やコミュニティは必ず存在すると思います。

ドミンゴ / ゲイ

似たような趣味を持った友達とは定期的に連絡を取り合って、食事やお茶や飲みに行くこともしています。また、メールでのやりとりを続けている人も何人かいて、割とマメに交流は続いていると思います。ふと相談したり、他愛のない会話ができる関係であって、今ある出会いに感謝しております。

ハルト / FTM

家族へのカミングアウトですが、両親の偏見が強く、カミングアウトをした後に治療を認めてもらえるとは思えなかったので、自分で資金を集めて治療を開始し戸籍訂正の要件を満たす治療を行った後に両親に事情を説明しました。事後報告であった為、納得して貰うまで時間を要しました。一方で兄弟へは先にカミングアウトした両親からは慎重になるように言われましたが、両親とは違い肯定的に受け止めて貰えました。その後に冠婚葬祭で会う機会のある親戚にも事情を説明する必要があると思い、直接電話で事情を説明したところ、こちらも肯定的に捉えて頂けました。両親に直接相談することができない時でも、兄弟や親戚に先ず話をするという方法もありかと思います。人生の節目で関わる身内に理解者がいると何かあったときに心強いかと思います。

翠 / レズビアン

家族に初めてカミングアウトしたのは大学生の時で、その頃は両親は半信半疑であまり受け入れていませんでした。でも自分が女性を好きな事は変わらないので、「わかってくれなくても、私はそうなんだ」というスタンスで、レズビアンでも楽しく生活している姿を見せようと思って過ごしてきました(もちろん楽しい事だけではないですけど・・)。何年もかけて関わっていく中で、少しずつ両親とも理解してくれるようになり、それが私にとって大切な事というのをわかってくれたように思います。今では私とパートナー、両親で二世帯住宅で生活しています。

和真 / 女性の体で生まれ、現在は男性として生活

ホルモン治療を開始して見た目が変化し始めた時、義理の姉や姪・親族との関係に悩むようになりました。普段は会うことがないので気にしていませんでしたが、法事で集まる時にトランスしたことは黙って女性として振る舞うべきか、今の自分の姿をありのままに見せるべきか、それを何と説明するのか悩みました。治療開始直後は「この時間だけだ」と割り切り女性用のスーツを着て我慢して参列しましたが、次の回では男性用のスーツを着用し、男性としての姿で参列しました。「どうしちゃったの?」と声をかけて来る親族もいましたが、今後もそれほど付き合いはない親族だったので「色々ありまして」と濁してやり過ごしました。適当に聞き流すことも、自分を保つためには大切な力だと感じています。

律 / L/FTX(ノンバイナリー)

家族や親戚には自分のセクシュアリティについて話せていません。 元々、兄弟は私より思いやりのある人ですが、私が男性寄りの格好をすると、嫌がったり驚いたりします。「きっとこれまで肯定的に学ぶ機会がなかっただけ」と思うようにしているものの、やはり少し悲しく、上手く伝えられません。 母は私からの打ち明け話を待っているような気もしますが、悲しませたり背負わせたりすると思うと、余程の機会(例えば恋人と同棲する等)がなければ話せないと感じています。成人式にも出られず、母のお下がりの着物も着られず申し訳なく思っていたので、今後機会があれば、自分の気持ちをちゃんと伝えられたら良いなと思います。

Neon / ノンバイナリー

自分の両親には面と向かって「自分が女性だと思えない」という話をしたことはありません。小学校の卒業式から成人式に至るまで、折々の節目の際に女性の服を一度も着ませんでしたが、父も母もそれについて特に何も言いませんでした。私を傷付けたくない気持ちと、面倒ごとは避けたいという気持ち、どちらもあると思います。ライフステージが進むにつれて、真剣に話し合わなければいけないことも増えますが、「親しき中にも礼儀あり」の関係を今後も続けていきたいです。

さくP / ゲイ

両親には間接的にカミングアウトしているので、婚姻についてストレスを感じるようなことはありませんが、こちらからほぼ絶縁状態で好ましい関係性とは言えない状況です。ゲイであることが直接の原因であるとは考えていませんが、もし、ストレートで婚姻していればまた違った状況だったかもしれませんね。両親は二人共健康で経済的にも自立しているので、私が関わる必要がないことも要因の一つかもしれません。また、姉がいるのですが、彼女とは良好な関係性であると認識しています。姉とは、ゆくゆくは両親の介護問題等、一緒に解決していかなくてはならない課題がありますので、今後も、今の関係性を維持増進していきたいと思っています。

ひろ / 男性の同性愛者

父・母には30歳の頃に、自分のセクシュアリティを伝えましたが、親はこの事については蓋をしておきたいという考えのようです。妹が一人いますが伝えていません。甥っ子が二人います。私がセクシュアリティを伝えることによる甥っ子への悪影響を考えてしまうこと自体が良くないことだということが、頭では理解していても、なかなか心が追い付きません。本当は、セクシュアリティを隠さず、家族とコミュニケーションできたらいいなと思うのですが、当面は実現しないと思います。

ドミンゴ/ゲイ

親やきょうだい、親戚には、カミングアウトはしておりません。ですが、親とは定期的に電話連絡や会っています。親は結婚して幸せな家庭を築いてほしいと考えていますが、最近はそのようなことを言わなくなりましたが、心配しているのはわかります。きょうだいや親戚とは少し疎遠ですが、仲が悪いわけではなく、何となく居心地が悪くて。親が亡くなった後に、このままの関係も微妙なので、自分から少しは連絡を取り合ったり、歩み寄る姿勢は持っていなくてはと将来孤立してしまうと思っております。

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